研究職から総務へのキャリアチェンジ
事務職の中では比較的業務内容が想像しやすい「人事課」は、就職活動をしている学生が一番初めに企業と接する部署でもあります。求職者にとっては「会社の顔」とも言える人事課で「頼れる先輩」として活躍する齋藤は、自身も転職者として就職活動の末にミロクを選んだ過去があります。
「学校を卒業後、関東の会社で研究職に就きました。数年間の研究がひと段落したのを機に、故郷に帰って働きたいと考えるようになり、転職活動を行いました。登録していた転職支援会社からの紹介でミロクを知って、応募してみました」
研究職から総務へというキャリアチェンジですが、本人曰く「今までとは違う仕事にチャレンジしてみたかった」そうで、そのポテンシャルにより採用が決定。
「ご縁があって採用いただき、今年で6年目。チーム内で完結する前職とは違い、人事はさまざまな人と関わります。いろいろな部署の社員さんとつながりを持たなければいけなくて、関係性の構築がとても重要になる仕事だと思います。それは自分にとても合っているし、やりがいを感じています。振り返って考えてみると、前職では、事務仕事は総務の人に任せっぱなしでした。自分が携わってみて、初めてこの仕事がいかに重要か思い知りました。あの時思い切って転職してよかったと思っています」
対応した学生が入社を決めてくれた嬉しさ
さまざまな人や部署、時には外部の人とも関わりながら社内の基盤を整えていく総務の仕事。一見すると地味にも思えますが、社会保険や給与に関連する業務などを一手に任されるこの部署がなければ会社が成り立たない、重要な業務を担っています。
齋藤は、近年では新卒採用にも携わっています。ミロクの製品は一般の人が手に取る機会は少ない特殊なもの。大々的な広告を打っているわけでもないため、「就職先を探している時に初めて知った」という学生も少なくありません。なので会社説明会は、学生にミロク製作所に興味を持ってもらうための最初の関門となります。
本年度、齋藤が企業説明会・工場見学などで対応した学生のうち数名がミロク製作所に採用が決まりました。もちろん学生本人の意思があってこそですが、齋藤の落ち着いた物腰やわかりやすくしっかりとした受け答えが会社の信頼度を底上げしたことは想像に難くありません。
「最初から興味があったにせよ、自分が関わった方たちに実際に入社していただけるのは本当に嬉しいし、やりがいを感じる出来事です」
仕事の質、量ともに信頼できる存在でありたい
「私もこれからは『先輩』になります。人事の仕事は保険や給与・休暇のことなど、法律と社内規程を結びつけて覚えること、考えることがとても多い仕事です。私が入ってきたときに親身になって業務を教えてくれた先輩や上司のように、仕事の質や量、ともに信頼できる存在でありたいと思います」
自分も、まだまだこれからだ、と語る齋藤。労働基準法や労働保険の制度は毎年のように細かな改定があり、把握しなければいけないことは無数にあります。
「『保険や給与、休暇のことは齋藤に聞けばわかる』と言われるような、人事のスペシャリストを目指してがんばります。そして、会社規定を含めて考えると、ミロク製作所はとても働きやすい職場だと思います。残業は少ないですし、さまざまな部活動など多くのコミュニティがあり、新人や転職者がなじみやすい雰囲気を作っています。職場内に明るい人間関係があり、作業現場の改善なども適宜行っています。『この会社で働いてよかった』、また、『この会社で働きたい』と思ってもらえるように、今後も人事課として内外にアプローチができたらいいな、と思っています」